SCAJ初級カッピングセミナーに申し込んだものの、他の方々のblogを見るに基礎知識が必要だな(リテラシーが必要)と思った私は、とにかくカッピングのセミナーをやっているところに参加したいと思い、堀口珈琲で開催されている初級カッピングセミナーに参加してきました。
まず、
カッピングを教えているところは非常に少なく、受けたい!と思ってすぐ受けれる
セミナーは限られています。
SCAJのカッピングセミナーも地方に行くという選択肢を捨ててしまうと、
年に1回のチャンスしかありません。
年イチのチャンスで吸収できなければ、また次の1年を待たなければなりません。ということは、私のようなコーヒー業界にいない
ド素人はSCAJのカッピングセミナーを受講する前に、
ある程度カッピングに対するリテラシーを得ておかなければなりません。
というわけで必死に門戸を叩いたわけなんですが、セミナールームに元気よく挨拶しながら入りました。
が、ナカナカな姿勢での歓迎をうけました。。。
セミナー内容
セミナー受講にあたって事前に、抽出セミナーを受けている事が前提との事ですが、受けていなくてもカッピングセミナーには支障ありませんでした。
6月のことなのですでに内容がおぼろげですが(苦笑)ざっくり言うと、以下の流れです
- 前半はカッピングの概要+α
- 後半はカッピング(3種類×2回 = 6種類)
- 最後にブラインドでカッピングしてどのコーヒーか当てる
前半
えーっと(思い出し中)堀口珈琲ではSCAA方式でのカッピングセミナーです。
SCAAプロコトルを教えているのは堀口珈琲だけとのことでした。
それらの評価項目の話をざっくりとしていただき、詳しくの説明は中級講座でとのことです。
あとは、最近は日本へ豆の輸出が最後手にされているとか、輸出前の豆の保存状態の話など豆の輸出入のお話、3rdウェーブへの所感のお話などをして頂きました。
ちなみに焙煎に関してはお話や著書を拝見するにその豆が一番深く煎れるポイントがベストポイントとお見受けしました。
カッピング
3種類の豆の銘柄を明かされながら、どれが飲みやすいか?(どれがスペシャルティか?)カッピングをしてどんなフレーバーがするかという挙手報告、どういう酸味がするか、どんなボディか(マウスフィールか)という説明を受け、学習します。
評価項目にそって点数をつける作業はありません。
それを2セットの全6種類です。
確か、ブラジル、コロンビア、イルガチェフェ、グアテマラ、エチオピアコチャレ、マンデリン の6種類だったと思います。
ブラインドで産地(銘柄)当て
3テーブルに分かれてチーム戦になります。
味わいをみて、どれも個性的な味なので分かりやすかったのですが、
グアテマラとコロンビアの見分けが難しかったです。
いままで、コロンビアの珈琲を特別に意識して飲んだ事がなかったのですが、この日のコロンビアは非常に柔らかい酸味で甘みがあり、日本の柑橘=温州みかんのようなイメージでした。
暖かいうちはその見分けが非常に難しかったのですがさめてくると酸味がわかりやすくなりグアテマラのくぐもった酸味(当時はクリーンカップの概念がなかったのでこういう表現)と今感じている酸味を比べるとこれはコロンビアだなというのがはっきりわかりました。
冷めることによって酸味の印象が変わり、3カップとも自信をもってコレだなと思えるようになりました。
結果は、自分の意見を押し通すのもおこがましいとおもったので黙っておいて(苦笑)個人では3カップとも当てる事ができました。
終わりに
こんなに
いい豆が入ってきてるのに体験した事がないから良いと判断できないという言葉を聞いて、良いと判断できないのならそれは「
客」にとっては良い物ではないんじゃないか?という疑問がわいてしまい、
カッピングって一体なんなんだろうという出発点にもどってしまった感がありました。
それは主観の話であって、
カッピングにおける客観性の重要さを軽視するわけではありませんが、そう感じてしまう自分がいたのは確かです。なぜなら
私はまだイチ消費者だからです。
わたし
SCAJ初級カッピングセミナー大丈夫かしら。。という一抹の不満をかかえながら、6種類のコーヒー豆を経験できた事を胸にカッピングという海へ漕ぎ出すのであります。
投稿の順番が前後しましたが、以下に続きます。
SCAJ 第41回初級カッピングセミナー(福岡) に参加してきました
コメント
コメントを投稿